資金計画

   

家づくりの資金調達については、将来にわたって家計に影響することなので十分に検討する必要があります。資金は大きく分けて2つあります。1つ目は自分で用意する”自己資金”、2つ目は銀行などから借りる”住宅ローン”です。

   

自己資金

自己資金は、家づくりにかかる総費用のうちの2割以上を用意することが理想的と言われています。例えば自己資金が500万円の場合、住宅ローンの借入金額を2,000万円として、家づくりにかけられる費用は、2,500万円が目安となります。

もちろん、自己資金が多ければ多いほど、借入金は少なく済みますので返済の負担を減らすことができます。また、自己資金として親や祖父母から援助を受ける場合は、金額によっては贈与税がかかりますので、高額になる場合には税理士などに相談してみましょう。 

住宅ローン

住宅ローンとは、居住用の土地の取得や住宅の新築・改築などの目的のため、土地や住宅に抵当権を設定して金融機関が行う資金の貸付です。住宅ローンは、政府系の金融機関が行う「財形融資」、年金融資などの「公的融資」と、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して融資する「フラット35」、銀行や保険会社、ノンバンクなどが行う「民間融資」に分けられます。公的融資は条件・利用資格などに制限が多く、民間融資は比較的制限が少ないのが特徴です。
住宅ローンは、年収やローンの種類によって、借りられる限度額が決まっています。借りる際に大切なことは、借り入れ可能な総額からローンの金額を決めるのではなく、現在の家計から実際に返済に充てることができる金額はいくらなのかを検討して借入金額を決めることです。

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