契約を交わしたのちに、本格的な設計に入ります。設計は一般的に二段階に分けて行われますが、その第一段階が基本設計です。基本設計にかかる期間の目安は、おおよそ2~3ヶ月程度です。
ラフプラン(基本プラン)をもとに、間取りやデザインについて設計担当者と打合せを重ね、基本設計図(平面図・立面図・断面図等)を作成していきます。具体的には、建て主が要望を伝え、それをもとに設計事務所がプランを作成し、打合せをして更に修正点を検討し・・・ということを建て主が納得するまで繰り返します。
打合せの前の事前準備としては、要望に優先順位をつけることをオススメします。そのことによって、建て主の考え方が設計者により伝わりやすくなり、テンポよく作業を進めることができます。また、後々予算などの制約によって何かを削らなければならない場合に、初めに優先順位を整理して記録しておけば、時間を無駄にすることなく計画を進められます。
内容が固まったら、基本設計図書が提出されます。この段階以降に、間取りの変更や、付け加えたい部屋の要望など大きな変更をすることは避けましょう。変更のために余計に期間を要するだけでなく、業務外として設計料金が追加される場合があります。基本設計の段階でじっくりと話し合い、納得のいくまで相談することが大切です。