
建物の最も基本となるのが、足まわりの工事です。この工事は一般的には一週間週間程度で完了します。
遣り方(やりかた)
遣り方とは、図面に記された建築物の位置や基礎の天端高さ、通り心などの情報を、実際の敷地に写すためにつくられる仮設物です。建物の正確な位置を決める重要な作業です。
根切り(ねぎり)
根切りとは、遣り方で張った水糸を基準とし、基礎をつくるために地盤面以下を掘削する作業です。
地業(じぎょう)
基礎を設置する部分の表土を掘削し、底に砕石を敷き込んで転圧します。これを、地業といいます。地業で最も大切なことは、土の状態をよく観察し、場所によって地耐力に大きな差はないか確認をすることです。特に、造成された土地や傾斜地、井戸があった場合などは注意しましょう。建物をいくら丈夫に造っても、不動沈下をしたら台無しです。