竣工検査

   

建物の完成時に行われる検査の一つが、完了検査です。これは、役所または民間確認検査機関などが行うもので、建物が法律に適合しているか、確認申請の内容と相違なく出来上がっているかを調べるものです。施工会社と工事監理者(設計事務所)が立ち会います。

検査の結果、適合と認められると検査済証が交付されますので、大切に保管しましょう。

この他、フラット35や住宅性能表示制度を利用する場合は、最終の検査が行われます。

さらに、建物の引き渡しの前に、建て主による竣工検査が行われます。これは、建物が図面や打合せ通りに完成しているかどうかを確認するためのものです。

建て主は、工事監理者とともに施工会社から説明を受けながら、内外装仕上げの状態や建具の開閉具合のチェック、設備機器の操作の確認などを行います。

その結果、手直しの必要な箇所がある場合には、ダメ工事が行われ、引渡し前に再確認を行います。その後、クリーニングが行われ、電気・水道・ガス会社による接続工事が行われると、いよいよ建物の引き渡しとなります。