下地工事

   

   

内部床下地工事は、大きく分けて2種類あります。

一つは、大引きや床梁間に根太をかけ渡して下地を組む根太工法で、二つ目は、大引きや床梁に直接構造用合板を釘留めする根太レス工法です。

従来は、根太工法によって床を組んでいましたが、最近では、施工性や剛性の高い根太レス工法が主流になっています。

また、床に、ピアノや書棚などの重い物を置く場合は、大引きや根太の間隔を狭くするなどの補強が行われます。もし、重量物がある場合や、位置を変更したい場合は事前に設計事務所に伝え、位置を決めておきましょう。

   

   

床下工事と同時に、給排水、ガスなどの床下の配管工事も行われます。キッチンやトイレ、洗面化粧台などの設備機器は工事の終盤に設置しますが、設置する機種によって配管の位置が異なるため、機種はこの時点で決定していなければなりません。なお、システムバスは、床下に断熱材を施した上で、この時期に設置されます。

さらに、壁内に断熱材が充填されたら、内部壁の仕上げを張るための壁下地工事や、天井仕上げ材を張るための天井下地工事が進められます。