上棟式

   

   

上棟式とは、軸組工事の最後に棟木を上げる時に行う儀式で、建前(タテマエ)ともいいます。

棟上げまでの工事が完了したことに感謝し、今後の工事の無事を祈る儀式であるとともに、職人さんたちの労をねぎらう意味合いもあります。本来は、神主を招いて行う儀式ですが、最近では神主にお願いせず、棟梁が代理として式を取り仕切ることが多くなっています。

上棟式をやるかやらないかは、建て主の判断になりますが、建て主と工事関係者が今後の工事の安全を祈願し、「よい家をつくる」という思いを一つにする良い機会でもありますし、自分の家を造ってくれる職人さん達と顔を合わせる貴重な機会ですので、行うことをおススメしています。

上棟式を行う場合は、設計事務所や施工会社と事前に相談しましょう。上棟式は、大安・先勝・友引などの吉日を選ぶのが一般的です。ただし、日曜日は避けましょう。上棟当日は、朝早くからの工事となり騒音などが近隣に迷惑となります。また、本来、日曜日は職人の身体を休める日です。