間取りとは
建物内部の部屋や区画の配置のことで、部屋の数とリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)の有無を、3LDKというように、数字とアルファベットで表記することが一般的です。「平面計画」や「ゾーニング」ともいわれます。間取りは、暮らしやすさを左右する重要な要素です。
間取りは、単にL・D・Kなどのパターンで組み合わせを考えることではありません。家族のライフスタイルや、周辺環境、通風や採光、構造や設備など、さまざまな要素が適切に集約されてつくられるものです。
暮らしやすい間取り
食べる・くつろぐ・寝る・家事をするなど、生活行為は家族ごとに異なるものです。住宅展示場で見た家の間取りが、自分たちに最適なものとは限りません。自分たちにとって、使いやすくて気持ちよく過ごせる間取りとなるように、じっくりと話し合うことが大切です。
設計者に要望を明確に伝えるために、「今の住まいはキッチンが玄関から遠くて食材を運ぶのが大変」、「子供部屋は将来大きくなったら間仕切れるようにしたい」など、まずは自分たちの今の生活を整理し、将来を見据えて、生活の中でどんなことを大切にしたいかを話し合っておきましょう。