外構とは、住宅の敷地内で、塀や植栽、車庫など、外回りのことを言います。
塀、門扉
塀や門扉は、防犯上設けることが一般的ですが、高いブロック塀などで完全に周囲を囲うことは、空き巣にとってはかえって格好の隠れ家となる場合があり注意が必要です。塀や門扉などを設ける際には、住宅との調和だけでなく、周辺環境との調和も考えて検討しましょう。
植栽
住宅だけでは、季節感がなく固い印象になりがちです。そこで、四季を感じられる植栽を植えることで、室内からの眺めを良くするだけでなく、周辺環境の向上にもつながります。隣家や道路との間に設けることで、適度な目隠しにもなります。定期的な手入れは必要になりますが、設けることをおススメします。
床仕上げ
道路から玄関に至るまでのアプローチには、雨の日や雪の日にも滑りにくい仕上げにすることが大切です。また、家の裏手など、人目に付きにくい場所は、砂利敷きにすると防犯上安全です。
車庫
車好きの方は特に、インナーガレージに憧れると思います。しかし、インナーガレージは薄暗くなることが多く、家側だけでなく道路側にも圧迫感を与えます。
敷地が狭い場合は、1階の多くの面積が駐車のためのスペースとなるので、その分生活する部屋を2・3階に計画する必要があり生活動線が不便になります。
また、敷地の一部に駐車場を設ける場合よりもコストがアップしてしまいます。設ける場合はよく検討することをおススメします。