登記所が土地建物の状況や権利関係を登記記録に記載して、一般に公開することを言います。土地の登記は、自分が所有者であることを他人に主張するために必要なものです。
申請書は、自分で作成して登記所に提出することができますし、所有権の移転の登記等の権利に関する登記の申請書については、司法書士に作成を依頼することもできます。また、建物を新築した場合などにする表示に関する登記の申請書については、土地家屋調査士に作成を依頼することもできます。
売買による所有権の移転の登記の申請には、申請書の他に
・売主・買主間の登記原因証明情報(売買契約書、契約書がない場合には、契約の当事者、日時、対象物件のほか、売買契約の存在と当該売買契約に基づき所有権が移転したことを売主が確認した書面)
・売主の印鑑証明書(作成から3か月以内のもの)
・登記識別情報又は登記済証(権利証)
・買主の住民票の写し
などを添付する必要があります。
申請書を作成し、添付する書類の準備ができましたら、これらを登記所の窓口に提出します。
手続き完了後に、「登記識別情報」を受け取りますが、これは大切に保管しましょう。また、登記が済んだら登記内容を確認するため、「登記事項証明書」を取るようにしましょう。
登記手続の大まかな流れ
1 登記原因(売買、相続など)の発生
2 申請書の作成・添付書類の入手
3 申請書及び添付書類の提出
4 登記所での審査
①受付 ②調査 ③記入 ④校合 ⑤登記識別情報作成
5 登記識別情報及び登記完了証の受取り