上棟式の内容

   

   

上棟式とは、棟木が上がったことを祝福するとともに、職人さん達へのねぎらいの気持ちを伝え、今後の工事の安全を祈願するものです。

一般的に、上棟式当日は、朝から家の骨組みを組み立てる建て方(上棟)が行われ、棟木が上がったら、建前、棟上げとも呼ばれる上棟式を行います。式の最後に直会(なおらい)という小宴会を行ったり、地域によっては餅まきをしたりする風習もありますが、すべて行うとなると建て主にとってかなりの負担になる場合もあります。直会は行わず、ご祝儀とお弁当を用意するという例もありますので、工務店と相談して、無理のない範囲で計画をたてましょう。

また、ご祝儀や食事の用意のために、工務店に参加者の人数を事前に確認しておきましょう。

上棟式で用意する物

上棟式・・・お神酒(一升一本)、塩、米

直 会・・・お料理、飲み物

ご祝儀・・・祝儀は「のし袋」に入れて渡すのが一般的です。表書きには、水引きの上に「ご祝儀」と記入し、水引きの下に施主の名前を記入します。ご祝儀の金額は、一般的には現場監督が5千円~1万円、棟梁が1万円~3万円、その他の職人さんが3千円~1万円と言われていますが、工務店によっては全員を同じ金額にする取り決めがなどある場合もありますので、工務店とよくご相談ください。

上棟式の流れ

①棟木に幣束(ヘイグシ)を立て破魔矢を飾る(棟梁)

②施主と棟梁が家の四方に酒や塩、米をまいて清める(棟梁、施主)

③工事の無事を祈願(全員)

④施主のあいさつ、乾杯(施主)

⑤直会(全員)

⑥工事関係者へご祝儀を渡す(施主)

⑦手締めを行い、お開き(全員)